WordPressでのWEBサイト制作の副業に興味があるけど、未経験からでも独学でできるようになるのかな?
会社での副業解禁やコロナ禍でのおうち時間増加を機に、副業を始めようという方が増えてきています。
その中でも、未経験から在宅でできるとして、副業WEBデザイナーが注目されるようになりました。
多くのプログラミングスクールがありますが、そんなにお金をかけずに始めたい…という方も多いのではないでしょうか。
今回は、WEBデザイナーの仕事の中でも比較的簡単な「WordPressでのサイト制作」に焦点を絞り、独学で副業とすることができるのか解説していきたいと思います。
なお、今回は「WordPressでのサイト制作」は以下レベル感の内容と定義して進めていきます。
- デザイン制作
- WordPressでの実装
- WordPressは既存テーマをカスタマイズするものとする
独学でWordPressサイト制作の副業はできる?
結論:可能です
結論からお伝えすると、独学で副業レベルのWordPressサイト制作ができるようになることは「可能」です。
ここで言う「副業レベル」は、月10万円前後の収入と考えていただければと思います。
既存テーマをカスタマイズする形であれば、十分独学で学ぶHTML/CSSの知識で対応可能です。
一方で、それだけだとライバルが非常に多かったり、お客様自身が発注するまでもなく対応できてしまったりするので、デザインからワンストップで対応できるようにすることで、案件獲得していきます。
人によっては、HTML/CSSの知識より、デザインスキルを身につけることの方が労力を使うかも知れません。
一番大切なのは「調べる力」
プログラミングにしてもデザインスキルにしても、独学で身につけるのであれば、一番大切なのは「調べる力」になります。
独学での学習を進めていくということは、誰かに頼ったり、質問をしたりすることが難しいです。
今の世の中、多くのブログやYouTubeなどで必要な情報は十分インターネット上に存在するのですが、あなたはその情報を適切に検索し、取りにいけそうでしょうか。
独学で進めるのか、スクールに通うのか迷っている方は、「調べる力」に自信があるかどうかで判断すると良いと思います。
WordPressサイト制作の独学を始める前に知っておくべきこと
まずは「ゴール設定」を忘れずに
独学を始める前にもう一つ大切なことは、「ゴール設定」です。
WEBデザインの勉強をしている方にありがちなのは、どこまで勉強しても不安で、いつまで経っても勉強が終わらず、お仕事を始められないこと。
はっきり言って、WEBデザインの勉強に終わりはありません。
WEBサイトのトレンドは移り変わりますし、プログラミング言語やWordPress自体も日々進化していきます。
あなたが目指す案件はどんな内容で、それに必要な最低限のスキルは何なのかを学習開始前に知っておき、最短ルートで副業を始め、必要になった知識は副業をしながら身につけていけば良いのです。
ゴールとする案件内容例
冒頭の定義とも重複しますが、今回ご説明する上で、具体的にはこんな案件レベルが対応できるようになれば副業としてやっていける、というものをご紹介します。
あくまで今回ご説明する上での定義なので、実際にはあなた自身でゴールとする案件内容を考えてみてくださいね
- WEBサイトのデザイン制作
- 既存Wordpressテーマのカスタマイズ
- トップページ+コンテンツページ2~3ページ
- 問い合わせフォーム
- レスポンシブ対応
必要なスキル
ゴールとする案件内容を設定したら、そこから逆算して必要なスキルを洗い出していきます。
最低限必要なスキルは、以下の通りでしょう。
PHPに関しては、カスタマイズのレベルにもよりますが、最初は本当に触りだけで良いかと思います。
- デザイン基礎
- デザインツールの使い方
- HTML/CSS等
- PHPの基礎
- WordPressのカスタマイズ方法
WordPressサイト制作の独学にオススメな教材・サービス
ここからは、先ほど洗い出したスキルを学ぶ上でオススメの教材やサービスをご紹介していきます。
デザイン基礎
デザインのドリル
大人女子デザイン
3色だけでセンスのいい色
あたらしい、あしらい。
ほんとに、フォント。
デザインツールの使い方
どのツールを使うかにもよりますが、今回はPhotoshopの前提でオススメさせて頂きます。
(私自身は最初はPhotoshopからスタートし、現在はCanvaを利用しています)
Photoshopチュートリアル
Adobe公式によるPhotoshopチュートリアルは動画で分かりやすいので、初心者はまずここから始めるのが良いと思います。
Photoshopしっかり入門
HTML/CSS、PHPの基礎等
Progate
基本はProgateのHTML&CSSコース、jQueryコース、PHPコースで十分です。
また、何周もする必要はなく、内容を押さえられたなと思ったらスパッと卒業してください。
お手本サイトを模写する「道場レッスン」は、個人的にはやらなくて良いかと思います。
ドットインストール
Progateが一通り終わったら、ドットインストールの詳解HTML、詳解CSS、Emmet入門に進みましょう。
Progateを何周もする必要がない、というのは、ドットインストールと一部重複するからでもあります。
Progateで学んだ基礎知識を、ドットインストールで定着・アップグレードさせるイメージです。
1冊で全て身につくHTML&CSSとWebデザイン入門講座
ここまで学んだことを実際にWEBサイト制作に活かす時はこうするんだな、と学べる1冊です。
ここで分からないことが出てきたら、Progate・ドットインストールに戻って復習、を繰り返すのが良いと思います。
WordPressのカスタマイズ
YouTube動画視聴
YouTubeで「WordPress カスタマイズ」と検索すると、たくさん参考になる動画が出てきます。
中でも、ふるさんの「WordPressサイト制作」の動画がわかりやすく、初心者向けなのでオススメです。
WordPressデザインレシピ集
全て読み込む必要はなく、「こんなことできないかな?」「これってどうやるんだろう?」と思った時に調べる用として一冊持っておくと便利です。
メンターサービスの活用
独学でやはり課題となるのが、質問・相談できる相手がいないということ。
また、デザインを学んでいると正解が無い以上、どうしても独りよがりになりがちです。
デザインセンスを磨くには、プロにフィードバックしてもらうことが近道となります。
そこで、スクールに通わなくても利用できるメンターサービスの活用をオススメします。
MENTA
「MENTA」は、「教えたい人」と「学びたい人」のマッチングサービスです。
プログラミングやデザインなどのスキルを持ったメンターが約3000人登録しているので、その中から自分が教えて欲しい人を探すことができます。
PLUS REVIEW
「PLUS REVIEW」は、プロのデザイナーによるデザインレビューサービスです。
ポートフォリオの添削や、デザインの相談に乗ってもらえます。
まとめ:独学は自分で必要なスキルを見極めることが大切
独学でWordPressサイト制作の副業はできるのかというテーマで解説させていただきましたが、いかがでしたか。
独学だと、当たり前ですが「次はこれを学んだ方がいいよ」と誰かが道筋を立ててくれることはありません。
ただ、自分でそれができるという人にとっては、コストも少なく、手軽に始められる副業と言えるでしょう。
私自身は、女性向けのスクール「SHElikes(シーライクス)」でこれらのスキルを身につけました。
自分で調べたり行動したりする手間をお金で買ったようなイメージです。
独学が良いのか、スクールが良いのかは人それぞれ。
ぜひ自分に合った方法で、あなたらしい働き方が実現できるようになりますように!